ステッキ持たなきゃ紳士にゃなれない

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zoom RSS 今改めてイクシ・デジタル400について、そしてキヤノンVSニコンについて考えてみた

<<   作成日時 : 2016/03/06 00:13   >>

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はー、具合悪いです。
心が病んでるのはいつものことですが、体もだめと来ちゃあね…。
そうそう、普段はあんまり暗い英国ロックは聴かないようにしてるんですが、どうにもいたたまれない時なんかは、ジーザス・アンド・メリーチェインとかスエードとか聴くとえらいハマるんですよね。
カメラのこと考えるくらいが癒しの時間です。

さて、キヤノネットを復活させたことに絡んで、じゃあキヤノンの描写は今一度どうなのよということで、イクシ・デジタル400も久々に復活させてみることにしました。
ちなみにQL17については、ネット見てると使っている方一様にあっさりした描写だという感想のようです。
まあキヤノンでよく言われる雰囲気ですかね。
今回、400を復活させるに際し、QL17同様、以前は全く意識していなかったボケを中心にしてみることにしました。
あと、以前からよく見かける、ニコンとの違いという話も意識し、クールピクスS01も久々に使ってみましたよ。
なので、普段から使ってるカメラだけでも多いのに、ついでにペンタックスのオプティオも復活させたりして、総勢10台近く、トイデジ入れたら10台超えるカメラ持って、ヒーヒー言いながら撮り比べてみました。
ま、毎度のようにサンプルなしで申し訳ないですけど。

ではまずイクシ400、何が特徴ってやっぱりその明るさですね。
とにかく「明るいは正義!」と言わんばかりで、空が白飛びしようがお構いなし。
まあその代わり、メインの被写体は非常に分かりやすく写ってます。
このあたりの特徴は以前オプティオと撮り比べたんで、それ見るとものすごく違いますね。
この、明るく写すという指向はフジのXF1と似ていて、でもさすがにレンジの広さの違いか、400の場合はとにかく空なんかが飛んじゃうのがだめ。
このあたりXF1は最近の機種だからかしっかりカバーしてます。
400は発売当時はハイスペックだったようですが、さすがにちょっと厳しい面があるようです。
あとはですね、これは昔から難儀してたんですが今回分かったこととして、このイクシ、とにかく明るくしたいもんだから、露出時間をやたら長くしてくる。
感度上げられないのか、シャッターを長くしてくるんですよ。
普通に1/10以上にしてくる。
昔から、やたらぶれるカメラだなと思っていて失敗写真量産してましたが、まあ手ぶれ補正がないのに加え、感度上げないでシャッターを長くしてくるのが特徴。
自分の腕のせいだとも思ってましたが、1/10以上じゃぶれるのも仕方ないなと今回気付きました。
しかしまあ、一般的には明るく撮れるのは良いことですが、飛んじゃうのはいただけません。
暗い場合は潰れているように見えても明るくすると案外いろんなものが写っていたりもするものですが、白く見える所は濃くしてもほんとに何も写ってないですからね。

一方今回新たな発見だったのはそのボケで、実にきれいな描写をしてくれて、またマクロでのAF精度は各機で一番良かったです。
曇天を背景に白っぽいものを撮ったら、ハイエンド機含め皆AFが合わない合わない。
また合ってもあんまり近くに寄れない。
まともだったのはXZ-10くらいだったかな。
XF1はけっこうマクロ強くて、いつもだとXZ-10以上なんですけど、今回はあんまり寄れなくて、一定以上寄るとピントが合いませんでした。
エントリークラスになると背景にピントが合っちゃって全然だめ。
あとはオプティオはマクロのさらに上のスーパーマクロにしたらけっこう寄れましたね。
しかしXZ-10やオプティオは素子がそんなに大きくないせいかそれほど大きくはボケず、イクシの圧勝でした。
距離自体はそんなに寄れないんですが、換算36mmという焦点距離のせいで、他の28mmクラス機よりアップになりますので、けっこう寄った感じに撮れます。

ちょっとスペック的な話になってきたので、ここでイクシの大まかな仕様をざっと書いときましょうか。
まずレンズは35mm換算焦点距離が36〜108mmの光学3倍ズームで、F値は2.8〜4.9。
素子は1/1.8型のCCDで約400万画素。
発売は2003年で、確か50000以上したと記憶してます。
まあ当時はデジカメ自体がまだけっこう高かった時代だったと思いますが、その中でもけっこうハイスペックな部類だったように思います。
まだ画素数が300、400、500万画素と右肩上がりに増えている頃で、手ぶれ防止や顔認識やシーンモードなんてものはまだまだなかった時代、言わばまだ黎明期ですかね。
デジカメじたいは1990年代からぼちぼち出てましたが、2000年あたりから本格的に出始めた感じだった気がします。
実際、ウィキペディアなんかでざっと見ると、デジタルのイクシが始まったのが2000年なので。
レンズはF値も凡庸だし、いつの間にか広角は28mmが一般的になってたよう(イクシの場合は2006年からのよう)ですが、それまでは35mmくらいが当たり前だったみたいですね。
ただ素子はやや大きめで、エントリー機でよくある1/2.3型ではなく、近年のややハイエンドクラスの1/1.7型とほぼ同じ、まあCCDとCMOSという違いはありますが、こと大きさだけで言えば、エントリー機ではなくハイエンドの中のローエンドクラス、直近のキヤノンで言うところのパワーショットS120クラスに属すると言えるかと思います。
私の手持ちで言えば2/3型のXF1が近いですかね。
きれいなボケはこの素子の大きさによるものかと思われます。

しかしまあ何と言うか、こんな黎明期の機種の後買ったのは、同じイクシシリーズのL4というニッチなものはあったにせよ、それ除くと2012年のオプティオLS465ですからね、10年もブランク空いちゃって、片や今のところ(そしておそらくこの先も)最後のオプティオシリーズ、これをもってペンタックスはエントリーコンデジに終止符を打ったわけですから、デジカメの黎明期と言うか発展期と言うかそんな時代から一気にエントリーコンデジの終末期にひとっ飛びです。
イクシは2011年にバイクを買い換えて写真を撮るようになってからけっこう活躍し始めますが、それまでの8年間で撮った数見てみたら、わずか200ショット台ですよ。
いかに写真撮ってなかったか、っていう…。
それが翌年夏にLS買うまで、そして買ってからもその年いっぱいくらい併用した結果、1500ショットを超えるほど撮りました。
うん、これはこれなりにそこそこ撮った。
特に深く考えず使ってたこともあって最後に使ってからけっこう経つように感じますが、2012年いっぱいまでなら3年ちょっとぶりってことで思ってたよりもそんなに経ってないのと、逆に言えばその後のカメラは短期間で次々買って、しかもそれなりにそこそこ濃密に使ってるということかと思います。
まあでも発売から13年ですから、そんなに使い込んでいないとは言え、特に問題なく動くというのもすごいですね。
あとはですね、オプティオはLS465にしろS1にしろどっちも同じく1500ショット超えたあたりで、飽きたわけじゃないですけど後釜の機種を買ったりして半引退になってますね。
ちなみに今一番ショット数が多いのはXF1で3000弱、次がポラロイドt1455で2500超え、GRが2000超え、あとはXZ-10もコダックM200も1000行ってないですが、多分一番ペース速いのがXZ-10、M200も記録写真的にまとめて撮ることもあるので、じきに伸びていくと思います。
XF1はほとんど暗所専用なので、今後はそんなに伸びないでしょうね。

ちなみに話変わりますが、カメラの寿命ってどれくらいなんでしょうかね。
車だと10万kmが一つの区切りになるようですが、カメラも同じく10万ショットくらいで、これはシャッターの寿命が原因と聞いたことがあります。
まあデジカメの場合は電子的な部分での故障が先に来そうですが、ハイペースで撮っていった場合は10万くらいなんでしょうか…。
あとGRで見かけた話だと、10000ショット超えたあたりからピントがややボケるとか…。
これについてはおそらくメーカーで調整すれば治るんじゃないかと思いますが、まあいずれにしろ、そういった数字を少し気にしながら撮っていこうかな、と。

さて、イクシ400単体での話はこんな感じで、とにかくXF1並みかそれ以上に明るく撮れるが白飛びがよろしくない、ただしマクロの精度は良好でボケも大きいといった特徴が掴めました。
で、次に、よく聞かれるニコキヤノ論争です。
ニコキヤノじゃなくてキヤノニコ? いやそうすると服好きとしては生地メーカーの「カノニコ」と被るし、歴史的にもニコンの方が先ですから、ここでは「ニコキヤノ」で…。
この論争、要約すると、「ニコンの色は黄色い(そしてたびたび「ロゴが黄色いだけに」というオチが付く)」「人物撮るならキヤノン」「記憶色のキヤノン、記録色のニコン」といったあたりですかね。
要は何となく、キヤノンの色はきれいだけどニコンはあんまりきれいじゃないという、ニコンにはややかわいそうな内容のようです。
そう言やコダックやオリンパスやリコーのブルー、ペンタックスのグリーン、アグフアの赤は聞きますが、「ニコンイエロー」なんちゅう言い方は聞いたことがないですね。

さて、それで私も、同じニコンとは言え最底辺と言えるS01ですがイクシ400と比べてみました。
S01は以前、LS465とは撮り比べしましたけど、キヤノン機とはやったことがなかったですね。
当時の印象はペンタックスよりあっさりで、風景撮るには物足りないなということで、イクシに対する感想と似たものでした。
で、今回の結果、似たり寄ったり。
各社ほぼ1台ずつしか持ってませんが、それらを乱暴ながらも一応各社の画作りの代表と見なし、海外勢はとりあえず置いといて国内勢だけにしておくと、ニコンにしろキヤノンにしろ、ペンタックスやオリンパスやリコーのこってりさと比べると実にあっさりとして、こってり勢との違いに比べたらニコンもキヤノンも同じようなもんです。
ただもちろんそんなこと言っちゃったら元も子もないのでよく見比べると、確かにキヤノンの方がよりあっさりしてますね。
上記のように明るいというのがまずありますが、シャドー部分もあんまり濃くなくて、割とあっさりしてるように思います。
対するニコンも明るめではありますが、やや陰影が濃いと言うか、シャドー部分が濃い感じがします。
色はニコンがやや赤っぽいと言うのかな、黄色いかどうかは何とも分かりにくかったですが、まあ暖色寄りだとは言えると思います。
キヤノンは比べると寒色ですが、こってりはしてないので、人物撮ったとしても不健康な感じにはならない気がします(実際撮ってないので憶測)。
暖色系ってけっこう難しくて、やりようによってはちょっと汚く、濁って見えたりするんですよね。
XZ-10でもそんなことがあって、夕暮れ時の色は特筆すべきものがありますが、どうも好きになりきれない面があったりします。
ま、ニコンの場合はオリンパスに比べたらごくごく控えめな暖色系ではあります。

といった感じで、いずれにしろ、ニコンもキヤノンも風景撮りにはやや物足りないかもしれません。
もちろん設定でだいぶ変えることはできるでしょうが、ことオートで撮るんだったら、両社、目の前に被写体があって、それをとにかくきれいに撮るというごく一般によくある使い方だと良い結果を出してくれそうです。
片や、遠景を中心として空やら撮るような場合だと、ちょっと物足りないように思います。
まあ風景もありがちな被写体ではありますが、遠景ってのはある意味特殊ですからね、一番よくあるのは、撮りたいものが目の前にあってそれを日の丸構図で撮るということでしょうから。

で、関連して人物撮影の話ですが、いつもこの論争で気になるのは、おそらくみんな前提が「日本の」「(特に、若い)女性」を被写体として議論してるように思えることで、人物ちゅうてもいろいろありますからね。
ただ、上記のように若い日本人女性を撮るとした場合、なるほど、キヤノンの方がピンク系の健康色で肌の透明感のようなものは得意かもしれません。
そういった面ではニコンはピンクよりは黄色っぽくなるかもしれず、(日本人女性が好みそうな)白人寄りの肌色よりは黄色人種の肌色といった風情になるのかもしれません。
が、いったん若い女性という所から離れて、例えば中年以降の男性の場合、むしろニコンの方が得意なのではないかという気がします。
まあXF1について何度か書いてる、「多くの人がパッと見てきれいと感じる」か「やや癖があるけれども味があると感じる」かの違いです。
ポートレートっちゃあ若いねーちゃんしか相手にしない人なら「ニコンなんざ使えっか!」で良いでしょうが、ここはそれぞれ得意分野で甲乙つけ難いのでは? というのが私見です。
キヤノンは人物撮影の色についてフジから学んだ面もあるとどこかで見かけた記憶がありますが、おそらくフジと目指している所は似ているのでしょうね。
ただ、特に人物撮影で色にこだわるなら、キヤノンも良いがフジはさらに上だという評もあるようですし、じゃあニコンの味わいという面についても、上記のように風景などで言えばペンタやオリやリコーの方が良さそうだしということで、信頼性や融通面でプロが使うならニコンかキヤノンということになるのでしょうが、こと道楽で言えばその他のメーカーの方が楽しそうに感じます。
幸いにも仕事柄、複数のプロカメラマンに接する機会があるのですが、ニコン派、キヤノン派ともいるもののキヤノンが多めで、キヤノン派のカメラマンに聞くと、やはり人物の色を理由に挙げますね。
まあ私の仕事絡みだとほぼすべてが人物系なのでそういう結果になりがちなのでしょうし、物撮りや報道、スポーツ等々、目的によってはニコン優勢になるのかもしれません。
ま、私が見る限り、人物でもキヤノンとニコンの差はほとんど分かりませんけど。
私の手持ちの安いカメラだけじゃなく、高級機でも両社同じ被写体で撮り比べてみたら面白いでしょうね。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
私はキャノン、ニコン両方使っております。
ニコンのほうが多いです。キャノンのレンズ
FD 50mm 1.4Fの描写力には当時驚きました。
でも、もう動かす機械が無い・・・・。
さびしいことです。
kousan
2016/03/13 11:27
>kousanさん、ニコキヤノ両方お持ちで、使い分けができるのはベストな環境ですね。
FDってちょっと調べてみたところ、1970年代初頭のもののようですね。
レンズは資産とは言え、ボディーがなければただの筒になってしまいます…。
アダプターとかで何とかならないものでしょうか…。
そういうことを考えると、私のキヤノネットも半世紀の時を超えて動作するというのはすごいことだと改めて感じます。
ジョンド(管理人)
2016/03/13 13:13

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