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zoom RSS キヤノネットQL17を復活させてみました

<<   作成日時 : 2016/02/21 02:46   >>

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さてさて、最近書き出しが「さて」ばっかりな気がしますが、何ででしょうか…。
いきなり関係ないですけど、このブログ、今年10周年なんですねえ。
去年の夏頃だったかなあ、初期の記事に遡ってたら、来年10周年だななんて気付きました。
まあびっくりするくらい更新がまばらですけど、一応期間だけはそれだけやってきた、と。
ま、かと言って特に区切りっぽい感じもないんですが…。
最近、いや以前からですが、記事の頭や最後のこういう余談、これってけっこう同じようなことを繰り返し書いてたりするんで気を付けなきゃと思ってるんですが、これはまあ仕方ない面もあります。
他人にも「その話、前にも聞いた」とたまに言われるんで、普段も同じ話何度もしてるんだと思います。
もちろん自分では以前話したのは覚えてなく、初めて話すつもり満々で話してるんですが、それだけに「前にも聞いた」と言われると、えらい小っ恥ずかしい状態に陥ります。
一つのことを何度も話すくらい、変化に乏しい生活をしてるってことですね。
何かちょっと面白いことがあったら、その話延々してるんだなきっと。
寂しい人生だなあ…。
って、こんなことも以前書いたかもしれません。
こういう雑談って、本題と何ら関係ないことも多いし、当然記事のタイトルにもならないもんだから、書いたということをどんどん忘れていくのね。
んで更新じたいがごくたまになもんだから、同じようなこと繰り返し書いてたりするんです。

で、今回はキヤノネットの話ですね。
手持ちのキヤノネットについては、以前ちょっと書いております。
今回、何のきっかけだったか、このQL17の使い方をちょっと調べたところ、とても分りやすい情報を見付けまして、そうかそういうことかと、これなら使えそうだということで、フィルムはやるつもりはなかったものの、一度は使ってみようとして諦めた経緯もあるし、せっかくなんで使ってみることにしました。

把握したことを簡単に説明すると、このカメラ、シャッタースピードを指定しておき、かつ電池を入れると、絞りをオートで変動させてくれる、シャッタースピード優先オートの機能がある、と。
ただしその電池というのは今では製造されていない規格で、それより小さい電池を買って、アダプターのようなものをかましてやると使えるようです。
ただ、そういった面倒なことをするつもりはなく、単にちゃんと写るかどうか、特に汚れたレンズでどの程度写るものなのかを見たいというのが動機として大きかったので、フルマニュアルで撮ってみることにしました。
どうも調べてみると、オートとマニュアルの両方使えるカメラというのもやや貴重なようで、だったらよけいマニュアルでやってみましょうよと思いましたね。
もちろん、いつも基本オートばかりのド素人である私にどれだけ使えるかは分りませんが、それでも説明を見ていくと、今のデジカメのような多機能もなく、案外簡単っぽい。
デジカメにいろいろある設定がこのカメラに全然ないのを見ると、例えばホワイトバランスとか、みんな昔はどうしてたんだろうなと思います。
感度と同じく、フィルムの銘柄によっていろんな色合いがあったりしたんでしょうか…。
で、子供の頃はおそらく父から使い方を教えてもらったんでしょうが、シャッターは1/125あたりで、絞りも当然オートのまま、あとはピントを合わせるだけで撮ってたと記憶しています。
それが今、電池がなくて絞りオートが利かないんだったら、絞りとシャッタースピードを設定してやれば良い。
正直私にはややハードルが高い気もしましたが、最近では特に暗所でのノイズを気にして感度はよく観察してましたから、そうなると暗所では絞りは当然開放で、あとは感度を一定以上上げない設定をすると、シャッタースピードがどれくらいになるかが可変部分になってくるわけです。
それで、今まで撮った写真見て、明るい場合も含め何となくのシャッタースピードと絞りの関係をざっくり把握しました。
それでとりあえず、F1.7のレンズなので、子供の頃は全く撮っていなかった、ボケのある写真を撮ってみようと思いました。

結果、かなりボケますね。
絞り開放だと、被写界深度がかなり浅いことが分かり、しかも焦点距離のせいかあまり寄れないので、ピントのコントロールが普段使ってるカメラとだいぶ違って難しく感じました。
普段は広角のせいか、マクロ設定で遠くても10cmとか近いものでは3cmくらいまで寄って撮ってるので。
ちなみに、普段ボケのある写真を撮ろうとする場合でも広角端で撮ってます。
望遠で撮るのが基本だというのは割と最近知ったのですが、手持ちなのでぶれが出やすいし、GRのような単焦点だとそもそも広角だけだし、あとは望遠だと寄れる距離が中途半端に長くなって、最短でどれくらいまで寄れるのかが分かりづらいので。
要は私の場合、ボケ≒広角でマクロ、という図式なわけです。

ちなみにこのQL17のレンズは焦点距離45mmでいわゆる標準的な距離ではありますが、普段換算30mm以下ばかり使ってる私としてはけっこう望遠に感じ、そのせいか、距離(ピント)合わせのリングの最短距離は0.8mとかなり長い。
で、被写界深度は10cmあるかないかくらい? もしかすると5cm程度かもしれません。
80cm離れて5〜10cmの精度でピントがずれるとなると、けっこうシビアに感じますね。
まあ例えば10cm先の物を撮る際のピントもかなりシビアなので、それ考えたら80cmでもその程度になるかもしれませんが、普段あんまり意識することのない中途半端な距離なんで、やりづらい感じです。
自分の腕の長さが60cmくらいだとすると、腕を伸ばして距離感を掴んで撮るのが良さそうに思いました。
ピントは昔はファインダー覗いて中の二重像を重ねることで合わせてましたが、今ではちょっと曇っていてはっきりしないので諦め、ピントのリングは距離計として使い、ファインダーは構図の確認のためだけに使う感じですね。
距離計と言っても、上記のように最短で0.8m、あとは5mまでで、それより遠いのは∞になってますので、まあだいたい目測でできそうな感じです。
あとは開放だけじゃなく、ちょっと絞ったらシャープな写りになるのかどうかといったあたりを検証したいと思います。
それと懸念してたレンズの汚れについては、実際きれいな状態のものと比べたら違いはあるのでしょうが、これ単体での写りを見る限り、影響は感じられませんでした。
いやー、今回これで撮ったのって30年以上、35年ぶりくらいになるので、ちゃんと撮れてるの見た時は感動しました。
良かった良かったという感じです。
レンズの汚れもそうだし、ド素人の自分による絞りとシャッタースピードと距離の設定、あとはそれに、モルトプレーンっちゅうんですか? 裏蓋の目張りのスポンジが、調べてみるとこのカメラももちろん本来あるはずなのが私のものは全然なく、撮れるのは良いものの光漏れで変な感光でもしてたらどうしようと不安だらけだったわけですが、幸いどれも大きな問題はなく、まあまあそこそこの結果で一安心です。
まあ裏蓋についてはやや気を付けてなるべく手で隠しながらとかで撮ったので、実際は微妙に光漏れがあるかもしれず、引き続き注意しながら使いたいと思います。

それから今回、かなり久々ということで、フィルムの入手も少し戸惑ったりしました。
売ってる所も昔より減ってるでしょうし、そもそもメーカーもラインアップを減らしてるでしょうし。
昔は感度400を使ってたような気がしますが、とりあえず今回はレンズが明るいということは事前に分かったので、絞り開放を使ってみたいし画質優先で100にしてみることにしました。
現像もいろいろ不便があるかもしれないので、まずは基本の富士フイルムで。
昔は、ちょっと方向性を変えてそのうちコダックなんか使ってみたかったりしましたが、今そんなことするとけっこう面倒なことになりそうな気がしたのでやめときました。
ただフジにしても、カラーは100、400、1600といくつか揃ってますが、モノクロは100かつけっこう高級っぽいのしかやってないのですね。
少し前までは400のもやってたようですが…。
値段もカラーと同じくらいかなという感じで、今や道楽としか言えない状態のようです。
フィルム同様、モノクロにも基本あんまり関心ないんですが、昔は安さのせいかモノクロを多く使ってたのでそれをまたやってみようと思ったのと、あとは昔のモノクロで、たまにやけに写りが良いのを見かけたりするので、あれは一体何なんだろうという興味からです。
後者はまあ単に良いカメラと良いフィルムを使ってるだけじゃないかと思いますが、QL17も聞くところによると家庭用カメラとしては最高水準の性能だったらしいし、あとは今売ってるモノクロネガがやけに質が良さそうなので、いっちょ使ってみるかということになりました。
ちなみにカラー、モノともフジのネガで感度は100、カラーの方は特に何もなく「フジカラー100」という名前、モノの方は「ネオパン100アクロス」という名前です。
このネオパンというのは昔からあるシリーズのようですが、アクロスというのは割と最近出た銘柄のようですね。
昔の「ネオパンSS」というのは、私も使っていた可能性が大です。
このアクロス、カラーの方と違って箱にプロフェッショナルと書いてあったりで、高性能さを窺わせます。
まだ使ってはいないのですが実際高性能らしく、ある意味アナログっぽさが希薄でデジタルっぽくも感じるようです。

さてこのQL17、これだけでなくキヤノネット、あるいはこのシリーズじたいの立ち位置など、いろいろ調べていくと何となく見えてきました。
それまで、二眼レフのリコーフレックスやハーフサイズのオリンパス・ペンなど、安くて良く写る大ヒットカメラはいくつかあったようですが、このキヤノネットは上記のように家庭用としては最高水準の性能だったようで、かつ、そこまで高価ではない、と。
家庭用というのがどういう定義なのかよく分かりませんが、要は一眼レフはプロ向けってことでしょうか…。
値段は、リコーフレックスにしろペンにしろ、6000円や7000円といった安さで、物価の変動を考えても特にペンはキヤノネットのほんの数年前でしかないので、そこへキヤノネットが20000近くするということであれば決して安くはないと思いますが、それでも性能から考えると破壊的な安さだったようです。
どんだけ高性能かは分かりませんが、レンズにこだわったという名機ペンも、スペックだけ見ればF値はずいぶん高く、QL17のF値は驚異的に思えます。
シリーズの発売は1961年、その後いくつかの初期モデルを経て、QLの名の元になったフィルムのクイックローディング機構を搭載したQL17が1965年、また同年に、レンズのF値を落とすとともに値段を少し下げたQL19やQL25が発売されたということです。
QL17の「17」というのは、19や25ともども、レンズのF値(QL17であれば1.7)から取られているようですね。
そしてその後1969年から、本体が少し小型化されたニューキヤノネットシリーズが出ていく、と。
うん、この旧QL、コンパクトカメラという扱いではありますが、今時の一眼よりずっと重いようです。
まあでも、これがコンパクトということは、当時の一眼はさらに重かったということですね。
で、こう見るとQLの中でも17はシリーズの中でも最も高級なクラスであり、実際、価格も20000を超えていたようです。
これはますます、F1.7を生かしたボケを撮りたくなりますね。
69年に新シリーズが出たということであれば、旧QLの製造はおそらくそこで終わりでしょうから65〜69年までということになり、私よりも年上です。
子供の頃使ってたのは1980年代前半までなので、製造後15年程度、それから35年くらい眠って、何と半世紀の現役選手。
今残っている、父が撮ったと思われる写真はおそらくすべてこのカメラで撮られたと思われ、そんなあれこれを考えると、感無量なものがあります。

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今改めてイクシ・デジタル400について、そしてキヤノンVSニコンについて考えてみた
はー、具合悪いです。 心が病んでるのはいつものことですが、体もだめと来ちゃあね…。 そうそう、普段はあんまり暗い英国ロックは聴かないようにしてるんですが、どうにもいたたまれない時なんかは、ジーザス・アンド・メリーチェインとかスエードとか聴くとえらいハマるんですよね。 カメラのこと考えるくらいが癒しの時間です。 ...続きを見る
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2016/03/06 00:13

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