ステッキ持たなきゃ紳士にゃなれない

アクセスカウンタ

zoom RSS XZ-10の感想−GR等、各機の色とか

<<   作成日時 : 2015/04/19 17:39   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 4 / コメント 0

さて、穴場的に発見してしまったXZ-10、さっさと買いましたよ。
何やかや、自分だけのじゃなくて他の旅行も入りそうな状況になってきたし、ちょっと急ぎ気味になってきたので。
新品が市場にどれだけ残ってるかも分からないので、早く買っといた方が良さそうというのもあるし。
んじゃないと、売り切れなくてもGRデジタルIVみたいに値上がりするかもしれんしね。
それと関連しますが、じゃあ今回、前書いたコダックのM200も買おうかなとも思ったところ、新品は売り切れてたし。

まあでもあれです、コダックってのは私の好みとは違うかもしれないと最近考えてます。
コダック機ってのはよく「ビビッド」という言葉で語られてるようでそれが特徴らしいですが、個人的にビビッドと言うと、鮮やかでどちらかと言うと明るめの色合いと考えてます。
鮮やかなのは良いですが、明るめってのはちょっと違うかもしれないな、と。
まあこってりしてたらそこそこ使い道はあるでしょうが、例えばペンタックスのようなこってりとはまた違うんじゃないかって想像してて、軽めの描写になるのであれば、私の好みとはやや離れるかもしれない気がしてます。
そんなことがあったんでどうも買いそびれているうちに、売り切れてしまった、と。
まあまたそのうち新品が出てくるかもしれないし、また気が変わったら買うかもしれません。

ではXZ-10の感想。
まず本体の感じですが、XF1より厚みがあるのが気になるという評を見かけますが、私はそんなに気にならなかったですね。
むしろ幅が少し狭いせいで、一回り小さく感じます。
まあでもそんなに違いは感じず、基本的に似たような印象。
デザインのすっきり感はXF1の方が上ですね。
XZ-10はグリップ部分があったりで、XF1っちゅうよりはGRの幅狭版って感じ。
こないだ書いたようにオリのペンシリーズのデザインを踏襲してるらしいですが、実際そんな印象を受けます。
SHシリーズがXF1の路線でしょうね。
レンズ周りのリングがG7 Xみたいに見えてXF1よりレンズが出っ張ってるように想像してたのですが、これはリングじたいの幅がある程度広いせいで、実際にはXF1の段階的な積み重ねによる出っ張りとそんなに差はありません。
まあケースなんかとの出し入れ時の引っかかりはその形も影響するのでXF1の方が良いでしょうが、今のところがっかりするほどの差はないと感じます。
XF1にしろXZ-10にしろ、各々X10とXZ-2というやや大きめサイズの兄貴分があって、そのコンパクト版という位置付けのようですが、両者まずこのサイズ感ありきで、ここに収めるためにはどうしたら良いかという方向で開発が進められたんだと思います。
XF1は撮像素子はそのままでレンズを望遠側を暗くするというダウングレード、一方XZ-10はレンズのスペックはほぼそのまま維持して素子を小さく、という設計思想の違いが表れていて興味深いですね。
逆に言うと、それなりの明るさのレンズとそれなりの大きさの素子となると、X10やXZ-2の大きさになってしまうんだと思います。
うーん、そうなるとG7 Xの大きさと重さはある程度仕方ない気もしてきますね。
当面、1型以上の素子とズームレンズ搭載のコンパクト機がこのサイズであれば、今回のXZ-10はまさに渡りに船だったということになります。
あとちなみに、X10とXZ-2の大きさやスペックの似具合も興味深いところですね。

次、起動・終了動作もそんなに遅くは感じませんでしたね。
元々XF1は手間のかかる起動だし、t1455と比べたら全然速いです。
GRとt1455だったら、中間よりはGRに近い感じ。
ほんとにスナップなんかで速さを求めるならまだしも、普通に使う分には問題ないかと思います。
AFも、XF1ほど速くはないものの、ちんたらしてる時のGRよりは速く、特に問題はないレベル。

ではまだ全然試せてはいませんが、実際の画はどうか…。
原則としてオートどうしでの比較です。
毎度作例なしですいません…。
まず広角で明るい場所での解像感は、XF1とほぼ互角。
薄暗い所でもそれなりに明るく写りますが、だんだんぼんやりしてきてこれはXF1が優勢。
ノイズも気にはなりますが、そんなに大差ないかなという感じ。
ちょっと撮ってみた中では、感度もけっこう上げてきまして、3200ってのもありました。
一方特筆すべきなのはその色合いで、明るい所では普通なんですが、夕方等のやや暗い状態での空なんかはすごく青く写ります。
このあたりはホワイトバランスの加減なんでしょうが、GRもたまにそんな写りをすることがあって、同じ状況で数枚撮ったりすると、中にすごく青く写るものが混じったりしてて、それと似た感じです。
それがほぼ必ずという確率で撮れる。
これはこういう機種なんだと思います。
こりゃ確かに風景は良い(個人的には好きな色です)けれども、人物や食べ物なんか撮るとよろしくない結果になるかもしれません。

といったあたりで、短いながらもXZ-10のレビューは終了。
とりあえず、そんなに暗い所じゃなければXF1の代わりにはなりそうです。
そこそこ明るくそこそこの解像で撮りたい記録写真的なものはXF1で撮ってましたが、そういうのは今後XZ-10に移行して良さそうです。
ただ、XF1は壊れない限り携帯し続ける必要はあるかも。
なるべく撮影数は少なくしつつ、ここぞという時だけ使う延命措置をする感じを考えてます。

ではあとは、GRも色についてはあまり書いてなかったんで、解像じゃなく色合いの話。
まずXF1の色については去年夜桜を撮った時に衝撃を受けたわけですが、その後いろいろ撮って他機との比較もしてくと、傾向としてはよりニュートラルにしていこうという感じを受けてます。
ニュートラルっつっても見た通りの色ってわけじゃなく、いわゆる記憶色ってやつですね。
このあたり、よく語られるキヤノンとニコンの色の差なんかにも通じるかと思うんですが、曰く、人物なんかを撮るなら記憶色のキヤノン、見た通りの記録色ならニコンというのと同じで、キヤノンはその色出しはフジを参考にしたなんて話もどこかで読んでなるほどと思いまして、要はキヤノンやフジは見た通りの色そのままじゃなく、本物よりも本物らしいとでもいうような色を指向してるように思えました。
画面全体の色がある特定の色に偏っているなら、それをそのままじゃなく少し逆方向の色に振って中和してやる、そんな傾向を感じます。
そういう意味でのニュートラル、要は見たままじゃなく、それとは離れて写真単体で、例えば撮影者以外の人が見た時に破綻なくバランスがとれていると思えるようなチューニングを施してくれてる気がします。
逆に言えば、そのあたりが物足りない、優等生過ぎるとも言えます。
何かその機種やメーカー独特な味のようなものを求めると、ついそう感じてしまう。
私などは人物なんてまず撮らないんでそう感じてしまうのですが、でも人物を撮る人にとっては人物という被写体が最大の重要事項で、周囲に写ってるものなんかは優先順位がかなり低いと思うのですね。
そうなると肌色の描写にものすごく鋭敏になるわけで、そういった、中間色を非常に重視するデリケートな撮影の場合はXF1のような色が良いんだろうなと思います。

ではGR。
これは先代のGRデジタルシリーズから色の傾向が変わったとよく言われてるようですが、まあ普通に考えたらCCDからCMOSになったし、多少の変化はあるだろうなと思います。
で、以前に比べたら描写が穏やかになったと言うかビビッドさが少なくなったと言うか、要は地味になったとの評を多く見かけます。
実際私も先代は分かりませんが現行を使ってみての感想はその通りで、もうちょっと癖のある描写をするかと思ってたら案外地味で、若干肩透かしだった感はあります。
しかし一方では、GRはよけいな味付けをあまりせずに割と忠実な描写をするのが特徴で、むしろそれが良さであるという評もあり、当然のことながら一概に良し悪しは言えないようですね。
でもどちらかと言うと、エフェクトかけて撮ったりするのが好きな人も多いようで、GR独特の描写をしてほしいと思ってる人が多いんじゃないかという印象を受けます。
で、実際どうなのかと言うと、私は地味ながらもそれなりにGRの個性は感じていて、基本的に青っぽい描写をするカメラだと思ってます。
もちろんこのあたりはホワイトバランスでいかようにも転ぶんでしょうが、少なくともオートで撮ってる限り、あんまり赤が乗ってこないと言うか、要は全体的に青っぽいんですね。
でも例えば空を撮った場合にビビッドかつ濃厚な色になるかと言うとそんなこともなく、逆に割とあっさり写ることが多い。
あっさりってのは具体的には少し黄色っぽい空になって、これは私が印刷関係の仕事してるんでRGBはどうも弱くてついCMYKで考えてしまうんですが、CMYKで言う黄色が若干被ってる感じの色になることが多いです。
これってRGBで言えばGなのかな? 要は緑被りする傾向がある、と。
まあいずれにしろ、あんまり赤っぽくならないんですね。
なので夕焼けなんか撮ると、ややあっさりした印象になります。

で、GRは基本的に青っぽいというベースがあって、なおかつ緑被りする面もあって、いずれにしても赤が控えめ、という方向で、かつXF1に比べると記憶色に持っていこうという傾向はあまりないようで、逆に場合によっては実際の色よりデフォルメされる傾向もあります。
今年も去年XF1で衝撃を受けた場所で夜桜を撮って比べてみたんですが、去年のt1455みたいにGRも真っ黄っ黄に照明の色に染まりました。
これは以前からXF1と撮り比べて全然違うので驚いてたんですが、もはや一見t1455と大差ないわけです。
こりゃがっかりですよ。
でもね、それからよーく被写体を見てみると、実際の色に近いのはむしろGRだったりするんですね。
もちろんちょっと黄色に転び過ぎな面もあるんですが、多分XF1よりはだいぶ実際の色に近い。
でも写真としてきれいに見えるのはXF1の方だったりするんですよね。
このあたりが、XF1が本物より本物っぽく写すと言うか、ある意味本物より美しく写す面もあるという特徴かと思います。
ただGRの方もさすがにt1455と同じというわけではなく、当然ながら色の描き分けはしっかりしており、単に同じ黄色で全体が覆われているわけではありません。
そんなわけで、GRは青だけじゃなく緑や黄色方面に転ぶことも多く、赤以外であればやや実際の色をデフォルメする面があると感じます。
実際の色より抑制する傾向のXF1とは逆の方向ですね。
GRは画面を覆う色をより強調してしまうから一見「うわっ!」となるんですが、程度問題として、実際の色により近いのはGRの方かと思います。

じゃあXZ-10、これは明るい所では割と普通ですが、上記のようにやや暗めになってくるとすごく青っぽく写ります。
ホワイトバランスのせいかたまにGRもそう写ることがあるんですが、かなりのものです。
これはある意味うれしいですが、XF1的な優等生的な写りを求めるという別の意味ではちょっと心配?
癖の強さではペンタックス並みですわ。
オリンパスの描写ってペンタックス同様に風景向きって聞きましたが、確かにそんな気もしてきます。
で、青が強いと同時に赤もけっこう入ってると思います。
空の色がこってり濃厚とかって、単に青だけじゃなくかなり赤も入ってると思うんですね。
もちろん紫になるほどじゃないですが、方向性としてはそんな感じ。
このあたりGRはやや不安定で、多くは緑が被ってると言うか黄色が入ってると言うかそんな感じなんですが、時折やたら青が強い、実際には赤も相当入ってると思われる色になったりしますが、XZ-10は青に赤が加わって濃厚な青になる方向でほぼ間違いないかと思われます。
このあたり、GRは被写体の色をデフォルメ(赤以外は方向性はややばらけてる)、XZ-10はほぼ青方向に強調(ただ実際の色成分はおそらく赤が多く入る)という路線で把握できそうです。
XZ-10の赤については明るい状況でも感じられて、XF1よりは赤っぽく写ります。
GRはXF1より青っぽいと言うよりはやはり緑や黄色が被ってる感じで、赤っぽさは希薄ですね。

といったような傾向で、三者三様面白い。
料理の味付けで言えば、例えばモデルとなる甘い味を再現する場合、XF1は甘さを抑えてあっさり薄味に、GRは甘いところに塩を少し入れて甘みをより引き立たせつつ深みを出す、XZ-10はより多めに砂糖を入れてより甘く、といった感じです。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(4件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
コダックM200「ミニ」購入−アスペクト比の話
いんやー、XZ-10買った時は「またそのうち」的に言ってたコダックの「ミニ」M200ですが、結局買っちまいましたよ。 いやそもそも売り切れで買えないって状態ではあったんですが、残ってる中古品ってのを見たら、開封はしてあるけど未使用で、新品同様だというのを発見してしまったので。 それにその後もこのカメラについて調べてたら、色合いについても「派手で濃厚」といった評を見つけてしまって、「こりゃ買うしかないか?」という状況になりました。 あとは単純に物理的なことで、いやもうGR買って以降は押... ...続きを見る
ステッキ持たなきゃ紳士にゃなれない
2015/05/02 18:42
今年は女のビルケン系サンダルが流行ってんのか?
何か急に涼しくなって、世間ではすっかり秋みたいに言ってて、実際私もそうは思いますが、考えてみりゃまだ8月ですぜ? まだまだこのままじゃ終わらないっしょ。 おらまだ長袖は出さねえぞ(と今のところは抵抗中)。 まあでも季節外れにならないうちに、ギリ8月にこれ書けて良かったっすわ。 ただ単に今日も雨でバイク乗れないから、たまたま書けてるだけですけど…。 それにしても今月は全体的に天気があまり良くなかったのと、あれこれ用事が重なって(春に少し書いた、完全に自分の道楽で行く以外の旅行にも行... ...続きを見る
ステッキ持たなきゃ紳士にゃなれない
2015/08/30 16:28
XF1とXZ-10とGRの暗所性能
はい、相変わらず疲れております。 昨日はだいぶ曇ってはいましたが雨の心配はないということでバイク乗れたはずですが、最近平日の疲れが土曜に持ち越されてて、なかなかバイク乗る気になれない。 まだ天気良ければ乗りもしますが、どんよりしてると出かける気が失せますね。 平日は以前よりけっこう早く帰れてるんですけどね。 やっぱ慢性的な長期精神疲労があるようです。 ...続きを見る
ステッキ持たなきゃ紳士にゃなれない
2015/10/12 12:33
「GR certified」のシャープスマホ購入予定
はい、GRネタをもう一つ。 いやほんと、GRってだんだん愛着湧くカメラですね。 いやXZ-10もXF1も愛は深まってますけど、最たるものって言ったらやっぱりGRです。 以前書いたように、GRは空なんかがちょっと黄色っぽく写ることがあって、これってRGBで言うGが被ってるんじゃないかって話、今GR IIのサイトでは田中希美男氏がGR IIのGRからの改良点を挙げてます(ペンタックスリコーファミリークラブの会報誌からの転載とのこと)が、先代GRはやはりグリーンが被る傾向にあるみたいですね... ...続きを見る
ステッキ持たなきゃ紳士にゃなれない
2016/02/07 01:43

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
XZ-10の感想−GR等、各機の色とか ステッキ持たなきゃ紳士にゃなれない/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる